
【パリ/フランス 1日 AFP】死傷者を出した爆弾テロによりバンコク(Bangkok)やマドリードでは新年を祝う催しが中止になり、ニュージーランドやスコットランドでも悪天候で祝賀行事が中止された。
■EU加盟で祝賀ムードのブルガリア、ルーマニア
ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)とルーマニアの首都ブカレスト(Bucharest)では共産主義体制の終焉以来17年ぶりの盛大なパーティーが行われ、多数の人々が2007年をダンスや祝杯で祝った。
26番目と27番目の欧州連合(EU)加盟国となった両国では、EU旗の色でもある青と金色の花火が打ち上げられ、光のショーが夜空を彩った。
■各国でテロ攻撃も
タイの首都バンコクでは、6か所で爆発が相次ぎ2人が死亡30人が負傷した。これにより、タイの軍事政権は公式行事を取りやめた。
マドリード市も、30日に起きた空港での地方の分離独立派武装組織「バスク祖国と自由(ETA)」による爆弾テロを受けた警戒態勢の中で、市の中心部で行われる予定だった伝統的な新年の祝賀行事を中止した。30日の爆弾テロでは19人が負傷、エクアドル人2人が行方不明となっている。もし死亡が確認されれば2003年以来初のETAの攻撃の犠牲者となる。
インドの首都ニューデリー(New Delhi)では厳戒態勢で新年を迎え、玩具の中に爆発物を隠し持ち混雑した市場でのテロを計画していたイスラム教徒の民兵2人が拘束された
■悪天候で祝賀行事が中止に
ニュージーランドと英国北部では悪天候により祝賀行事が中止された。ニュージーランドの首都ウェリントン(Wellington)では、例年行われている屋外の祝賀イベントが記録的に寒い夏と雨により取り止めととなった。
北アイルランドの中心都市ベルファスト(Belfast)やスコットランドの中心都市エジンバラ(Edinburgh)、グラスゴー(Glasgow)、イングランド北部のニューキャッスル(Newcastle)、リバプール(Liverpool)、リーズ(Leeds)でも、悪天候で催しが中止になった。
エジンバラでは10万人程が、スコットランドの年末年始休暇で最大の盛り上がりを見せる「Hogmanay(大晦日)」のお祭りを楽しみにしていた。しかし風速110キロのの強風により、設置されたステージの安全が確保できず、ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)やPaolo Nutiniによる演奏や花火が中止された。
■それでも、各地で新年が盛大に祝われている
しかし、世界中の多くの人々が新年を平和に迎えた。オーストラリアのシドニー(Sydney)では盛大に花火が打ち上げられ、約100万人が集まった。シドニー警察は海岸沿いの見晴台の上に重量制限の3000キロにほぼ相当する人が集まった述べた。香港では2007年から禁煙条例が施行され、喫煙しながらパーティーに向かう人々に罰則が課されることになった。バーの集まるランカイフォン(Lan Kwai Fong)地区には多くの人々が集まり、花火を楽しんだ。
ロンドンではテムズ(Thames)川沿いに15万人が集まり、15分間に及ぶ時計塔と世界最大の観覧車の光と音のショーを楽しんだ。パリでは40万人が新年を祝うためシャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りに集まった。天候に恵まれたドイツでは、ベルリン(Berlin)のブランデンブルク門(Brandenburg Gate)で行われたイベントに100万人が集まったと主催者が伝えた。
新年はイスラム教の犠牲祭「イード・アル・アドハ(Eid al-Adha)」と重なるため、インドネシアやパキスタンなどのイスラム教国ではお祝いムードも倍増する。しかしトルコでは31日、犠牲祭でいけにえの山羊や羊、牛を用意する際1000人以上が負傷し、病院で治療を受けた。
大西洋を越えたニューヨークでは激動の一年の終わりを告げるタイムズスクエアのカウントダウンを待つ大勢の人々が集まっている。
写真は、現地時間の大晦日にニューヨークのタイムズスクエアに集まった人々。 (c)AFP/Timothy A. CLARY
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