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写真はキューバのハバナ(Havana)にある会議場に展示されたゲバラの肖像を付した土産品。フィデル・カストロ(Fidel Castro)国家評議会議長の生誕80周年を祝して販売された(2006年11月30日撮影)。(c)AFP/Rodrigo ARANGUA

【ワシントンD.C./米国 24日 AFP】キューバの革命家、エルネスト・チェ・ゲバラ(Ernesto Che Guevara)の肖像が商品に使用されていたことから、保守派らが販売企業への攻撃を開始、企業は販売中止を余儀なくされるという騒動が起きている。
■ビジネス紙が販売企業を痛烈に批判
攻撃を受けたのは、ディスカウントショップの全国チェーン「Target Corporation(以下、Target)」。同社は、1960年にアルベルト・コルダ(Alberto Korda)が手掛けたゲバラの肖像写真を付した4.99ドル(約593円)のCDケースを販売していた。
ことの発端は、「The Investor’s Business Daily」 紙が14日に掲載した社説。同紙はゲバラを「強制収容所で大量虐殺を行い、子どもを最前線に送り込んだ変質者」と表現し、CDケースを販売したTargetを「マルクス主義政党の売店のごとく、残忍な革命家の肖像を販売している。お次は何か。ヒトラーのバックパックか、ポル・ポトの調理器具か。それともピノチェトのパンストか」と痛烈に批判した。
■保守系や右派は激怒、キューバ人亡命者も落胆
保守系のウェブサイトや右派のブロガーも激怒したほか、キューバ人亡命者などからの抗議文も殺到した。ニューヨーク在住のMario Ramirezさんも、「ゲバラの人権侵害から逃れたキューバ系アメリカ人の子として、そして、ゲバラに家族を殺害された友人を持つ者として、ゲバラ関連商品の販売を中止しない限り、Targetでは買い物をしない」との抗議文を同社に送った。
47州に約1500店舗を展開するTargetは、22日に問題のCDケースの販売中止を発表。「お客様にご迷惑をかけ、深くおわびします」と謝罪した。クリスマス・シーズン真っ盛りの時期には致命的ともいえる不買運動の動きに、販売中止を余儀なくされた形だ。
医師から革命家に転身し、カストロによる親米政権打倒に協力したゲバラは1967年10月、ボリビアで活動中に米中央情報局(CIA)と特殊部隊の支援を受けたボリビア軍に捕らえられ殺害された。死後、ゲバラは文化的象徴として偶像化され、彼の肖像画は各国でカルト的人気を誇っている。
■カルロス・サンタナも攻撃に
ちなみに、ゲバラの肖像が保守派の攻撃にさらされたのは今回が初めてではない。2005年には、ロック・ギタリストのカルロス・サンタナ(Carlos Santana )がゲバラのTシャツを着てアカデミー賞の授賞式に出席し、同様の批判を浴びている。
写真はキューバのハバナ(Havana)にある会議場に展示されたゲバラの肖像を付した土産品。フィデル・カストロ(Fidel Castro)国家評議会議長の生誕80周年を祝して販売された(2006年11月30日撮影)。(c)AFP/Rodrigo ARANGUA
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