【ロサンゼルス/米国 20日 AFP】「トムとジェリー(Tom and Jerry)」「原始家族フリントストーン(The Flintstones)」「クマゴロー(Yogi Bear)」「珍犬ハックル(Huckleberry Hound)」などの人気アニメの生みの親であるジョゼフ・バーベラ(Joseph Barbera)氏が18日、老衰のためロサンゼルス市内で死去した。95歳だった。
ワーナー・ブラザーズ(Warner Bros)のバリー・メイヤー(Barry Meyer)会長兼CEOは、「彼はアニメ界の伝説だ。彼が生み出したキャラクターは、アニメ史のみならず、わが国のポップカルチャー史におけるヒーローとなった。彼は、作品の中で生き続けるだろう」とのコメントを寄せた。また、同社のサンダー・シュワルツ(Sander Schwartz)社長も、「彼のアニメ・テレビ産業への貢献は計り知れない。彼は世界中の人々をユニークなキャラクターで魅了した」と、同氏の死を悼んだ。
■ 銀行を経てアニメ作家へ
バーベラ氏は、ニューヨーク生まれ。銀行勤務を経て、20代でアニメ作家になった。故ウィリアム・ハンナ(William Hanna)氏と組み、数々のヒットアニメを制作した。ハンナ氏の監督で1937年にMGMで制作されたのがアニメ映画「トムとジェリー」だ。このシリーズはアカデミー賞(Academy Award)を通算7回受賞した。2人は1957年にアニメ制作会社ハンナ・バーベラ・プロダクション(Hanna-Barbera)を設立。60年間で、テレビ番組版のアニメを300本以上制作した。中でも「弱虫クルッパー(Scooby Doo)」は、17年間続いている超人気シリーズで、テレビ放映期間としては最長を誇っている。
2人には、1976年にハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム(Walk of Fame)」の星が授けられた。
写真は、60年代に流行した「原始家族フリントストーン」のコレクション。AFP/Robyn BECK