【ローマ/イタリア 18日 AFP】太陽の光に恵まれない場所に住む人たちは、イタリア北部オッソラ(Ossola)渓谷にあるViganella村への移住を考えてみてはどうだろうか。
厳しい寒さが続く冬の間、周囲のアルプス連峰に直射日光を遮られて日陰となる人口185人のこの村では、日光を集める巨大な「鏡」を設置した。伊ANSA通信の取材に応じた同村のPierfranco Midali村長は、「この瞬間を7年間待っていた」と語っている。
住民のためにと、村長の友人である建築家が日当たりの改善策考案に取り組んできた。得られた「答え」は、急崖の側面への鏡の設置。大きさは8メートル×5メートル。コンピューター制御で太陽の軌道を追い、Viganella村へ日光を反射する。「容易なことじゃなかった。適する素材を見つけ、技術を研究し、特に資金を探さなければならなかった」(同村長)。
設置費用の総額は13万1000ドル(約1550万円)。やはり日当たりに恵まれないスイスやイタリアの山村の羨望の的となっている。
写真は朝焼けの空に飛ぶ鳥。(c)AFP/VALENTINA PETROVA