【サンドハースト/英国 15日 AFP】王位継承順位第2位のウィリアム王子(Prince William)が15日 、少尉として王立陸軍士官学校を卒業した。黒い制服に身を包んだウィリアム王子(24)は、照り輝くライフルを握り締め、227人の士官候補生とともに王立陸軍士官学校の卒業パレードに参加。エリザベス女王のほかガールフレンドのケイト・ミドルトン(Kate Middleton) さん(24)も出席し、完璧な行進を笑顔で見守った。
ミドルトンさんは「すてきな制服ね。とてもセクシーだわ」とコメントしたとの一部報道で、報道陣の間で飛び交っていた2人が結婚するとの憶測をさらに煽ることとなった。ITV Newsが読唇術の専門家にミドルトンさんと友人との会話を解読を依頼したことで、今回のコメント報道は浮上した。
■エリザベス女王の言葉に笑み
深い赤のドレスと帽子を身につけて出席した女王は、「今日はひとつの節目。あなた方は皆特別な人たちだ」と祝辞を述べた。卒業する候補生一人一人に礼をした女王は、孫のウィリアム王子の前で立ち止まって2、3言葉を述べると、ウィリアム王子の顔には笑みが浮かんだ。赤いドレスに黒い帽子を身につけたミドルトンさんが母親とにこやかに言葉を交わすなか、きらびやかな軍装に身を包んだチャールズ皇太子(Prince Charles)もウィリアム王子の卒業に敬意を表した。ミドルトンさんらの席は、VIP用ではなく一般席の最前列だったが、士官学校関係者によると、「ミドルトンさん本人の希望」だったという。女王が出席するこのような公式イベントに、ウィリアム王子のガールフレンドが王子の賓客として出席するのは今回が初めて。ウィリアム王子とミドルトンさんは、数年に渡ってデートを重ねている。
■ウィリアム王子は紛争地域への配属を希望
ウィリアム王子は弟のヘンリー王子も所属している近衛騎兵連隊に少尉として配属され、4か月間の訓練期間を経て、偵察部隊の指揮官となる。国防省によると、同部隊に配属されるには、「忍耐と度胸、それに抜け目なさが必要」だという。入隊後はヘンリー王子が上位になるが、ウィリアム王子はスコットランドのセントアンドリュー大学(St Andrews University)を卒業しているため、大学を卒業していないヘンリー王子よりも大尉への昇進は早いという。
ウィリアム王子は「ぬるま湯に浸かって甘やかされるのだけはゴメンだ。入隊したからには、他の仲間たちが向かう場所へ自分も行きたい」と、かねてより紛争地域への配属希望を述べていたが、君主としての将来をふまえると前線へ配属される可能性は薄い。その代わり空軍と海軍への配属が用意され、ウィリアム王子は君主としての資質を養ってゆくことになると見られる。
ただしSebastian Roberts少将によれば、戦地への配属もあり得るという。
「通常、様々な要因を考慮して配属は決まる。もちろんウィリアム王子には特別な要因が働くと思うが、特別ルールを適用するわけではない」
メディアの気まぐれな興味とはかけ離れて、士官学校の仲間たちの目からすれば、ウィリアム王子は周りの人間と変わらないいう。ウィリアム王子と同じ隊に所属するAngela Laycock(24)さんは、「他のみんなと何も変わらない。カメラマンたちを巻くために、一緒に回り道をしたんだ。王子も他の仲間同様、普通の人間だ」と語った。
写真はチャールズ皇太子(中央)に挨拶をするウィリアム王子(左)とそれを見守るカミラ夫人。(c)AFP/ADRIAN DENNIS
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