【シドニー/オーストラリア 6日 AFP】赤ワインと牛肉は相性がよいといわれるが、食肉輸出企業のMargaret River Premium Meat Exportsはこのほど、日本人シェフの強い要請を受け、同社が飼育を手がける牛にワインを与え始めた。
同社のJohn McLeod社長はシドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙のインタビューで、「フルーティーなカベルネ・シラーズ・メルロー(赤ワイン)を毎日約1リットル飼料に混ぜ合わせ、60日間与えている」と語った。
■和牛の「ビール、マッサージ、音楽」に習う
牛に赤ワインを与えるというアイデアは、ある日本人シェフが提案したもの。McLeod社長によると、このシェフが西オーストラリア(Western Australia)州マーガレットリバー(Margaret River)を訪れた際、同地のワインのとりこになったという。そして、日本で和牛生産者がビールとマッサージを与え、音楽を聴かせて牛を育てている例を思い出し、赤ワインを与えることを考えた。
McLeod社長によると、1日1リットルのワインでは牛が「ほろ酔い加減」になることはない。むしろ、ワインを与えることで食欲が増進され、おとなしくなる効果があるという。
「赤ワインの効果は明白だ。牛たちは以前よりえさをたくさん食べるようになっている。きっとワインの味が好きなのだろう」(McLeod社長)。
また同社長は、「赤ワインに含まれる抗酸化物質は肉の色をよくし、保存性を高める効果もあるようだ。そして、肉の甘みが増すこともわかった」と効果を説明した。
写真はオーストラリア国旗と同国産牛肉のロゴをあしらった旗(2004年11月30日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
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