【ウィーン/オーストリア 27日 AFP】キリスト教カトリック系援助団体カリタス(Caritas)のオーストリア代表によると、飢餓が原因で死亡する人数は世界で年間1000万人にのぼり、とくに子どもは5秒に1人の割合で死亡しているという。
カリタス・オーストリアのFranz Kueberl代表は、募金活動の開始にあたってウィーン(VIENNA)で開いた記者会見で、次の点を強調する。
「餓死者数は、結核、マラリア、HIV/AIDSによる死者を合算したよりも多い」
また、世界レベルで見ると食料は十分備わっているにもかかわらず、約8万5000人が極度の栄養失調に苦しんでいる。だが、「飢えによる死は静かに訪れる残酷なものだが、回避することができる」と希望を捨てない。
基本的人権のひとつである食べる権利が確保できない原因として、干ばつ、イナゴなどが運ぶ伝染病、政治・経済・環境政策の失敗などを同氏は挙げている。
さらに、レバノン(Lebanon)における食料と水の不足に対して警告を発した。イスラエルとイスラム教シーア派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)との戦闘が2週間以上続いている地域への人道援助の難しさを指摘している。
なお、カリタスには162のカトリック系慈善団体が加盟しており、世界200か所の国と地域で活動している。
写真はコスタリカで、栄養失調で治療を受ける4歳の男の子(6月5日撮影)。(c)AFP/Mayela LOPEZ
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