【2月28日 AFP】ロシア当局は27日、オーストリアから輸入されたポークソーセージから馬肉が検出されたと発表した。欧州で馬肉偽装問題が拡大するなか、ロシアで馬肉が混入した製品が見つかったのは初めて。

 ロシア農産物監視当局の声明によれば、輸入されたフランクフルトソーセージを検査したところ、馬肉、鶏肉、牛肉、大豆のDNAが検出された。同当局のウェブサイトに掲載された問題の製品には「フランクフルトソーセージ」との商品名が記載されたラベルが貼られ、生産者はオーストリア・リンツ(Linz)の食肉加工メーカー、ランドホフ(Landhof)、輸入元はモスクワ(Moscow)の企業となっている。

 農産物監視当局はAFPの取材に、問題のソーセージは2日前にオーストリアから20トンが輸入され、ラベルには2月11日製造、原材料は豚肉80%とその他肉以外の材料と記載されていたと説明した。馬肉が混入した経緯は不明で、年老いて弱った馬などが用いられた可能性もあると指摘している。(c)AFP