【1月15日 Relaxnews】国際線でよく旅行する人にとって、日課の妨げとなったり、寝付けなくなったりする時差ぼけ──。深刻な問題にもなりうる時差ぼけ対策に有効なグッズとウェブサイトが登場した。

 豪フリンダース大学(Flinders University)が25年をかけて開発した「リタイマー」と名付けられた眼鏡型のデバイス。同大レオン・ラック(Leon Lack)教授のウェブサイトによると、このデバイスが発する特殊な緑の光には体内時計を新しい時間帯に合わせやすくする効果があり、フライトの後に感じる急激な変化を抑えることができ、結果、時差ぼけの症状が緩和されるという。米国で11~14日に開催された「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics ShowCES)」にも出展された。

 使用方法は、出発地点と目的地に応じて一定時間この眼鏡型デバイスをかけるだけだ。例えば豪シドニーから独ベルリンならば、飛行機に搭乗する前のどこかで日中に計50分間、さらにはベルリン到着後に同じく50分間着用する。価格は289ドル(約2万5000円)で、不眠や冬季のうつ傾向の克服にも役立つ他、交代勤務の助けにもなるという。

 また今月初めに立ち上げられたウェブサイト「ジェットラグ・ルースター(Jet Lag Rooster)」は、1人1人に合わせた「時差ぼけ解消プラン」を提供している。時差ぼけになりたくない人はウェブサイト「http://www.jetlagrooster.com/」で、出発地と目的地、離陸と到着の時間、普段の睡眠時間、睡眠パターンを変えたいタイミング等を入力する。するとウェブサイトが「光」を浴びたほうが良い時間、光を避けたほうが良い時間をアドバイスしてくれる。(c)Relaxnews/AFPBB News