【11月16日 AFP】ウガンダのクリスティン・オンドア(Christine Ondoa)保健相は15日、同国中部で新たに発生したエボラ出血熱で少なくとも2人が死亡したと発表した。

 発表によると、犠牲となったのは首都カンパラ(Kampala)から約50キロ離れたところに住む家族の2人。同じ地域では前月、エボラ出血熱とみられる症状を発症した別の男性が死亡しているが、遺体からサンプルは採取されず、地元の保健当局にも報告されていなかった。

 ウガンダでは数週間前にも西部でエボラ出血熱が発生し、少なくとも17人が死亡した。その後、世界保健機関(World Health OrganizationWHO)による42日間の監視期間を経て感染は終息したと宣言されていた。

 ウガンダ南西部ではさらに類似のウイルスが引き起こすマールブルグ出血熱が流行し、少なくとも8人が死亡している。

 ウガンダ保健当局は、今回のエボラ出血熱の発生と過去の集団感染との関連を示す証拠はないとしている。(c)AFP