【9月8日 AFP】米カリフォルニア(California)州のヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)を訪れた旅行者が致死率の高いハンタウイルスに感染した問題で、6日までに新たに1人が死亡し、死者は計3人になった。

 同公園の発表によると感染者も2人増え、死者を含めて計8人になっている。残る感染者5人の病状は改善、または回復に向かっているという。

 前回発表では、ウイルス感染によって引き起こされるハンタウイルス心肺症候群(HPS)の報告件数は6人で、死者は2人とされていた。

 ハンタウイルスと接触した恐れがあるのは、今年6月10日から8月終わりにかけて同公園を訪れ、特定のテント型宿泊施設に滞在した人々で、警告の対象者は国内外に約1万人いるという。同公園は対象者に対し、ハンタウイルス感染の症状がみられた場合にはすぐに医療機関で診断を受けるよう呼び掛けている。(c)AFP