【6月28日 AFP】南アフリカの東ケープ(Eastern Cape)州で生まれつき肢体の不自由な赤ちゃんの出産が増えていると、同州保健当局が25日、懸念を表明した。過去2年間で50例が確認されているほか、1年半以内に結合双生児の誕生が5例、相次いだという。

 最も新しい奇形の報告は前週で、16歳の母親から生まれた女の子の額(ひたい)には男性器のような小さな突起があったうえ「鼻がなく、目があるべきところが皮膚に覆われていた」という。

 4月には、頭皮が非常に薄く脳がほぼ丸見えの状態の赤ちゃんが生まれた。また前年には、心臓が露出した赤ちゃんや、心臓と肝臓を共有する結合双生児が生まれた。これらの子どもたちは全員、生後数週間で死亡したという。

 保健当局によると、こうした事例の大半は同国でも貧困問題が深刻で開発が遅れている旧ホームランド(バントゥースタン、黒人民族別居住地区)の東ケープ州トランスカイ(Transkei)で発生しているが、原因は不明。地元の小児科医が原因究明に取り組み始めているという。

 当局でも、先天異常の赤ちゃんたちを最新鋭の設備の揃った病院に搬送して命を救おうと全力を尽くしているものの「生き延びさせることができずにいる」という。(c)AFP