【5月31日 Relaxnews】運動中のエネルギー補給源として、バナナとスポーツドリンクではどちらに軍配が上がるだろうか? 膨満感が気にならなければバナナで十分だという最近の研究結果が、今月の米科学誌「プロスワン(PLoS ONE)」に発表された。

 この調査では14人のベテランサイクリストに75キロのタイムトライアルをしてもらい、一般的な6%の炭水化物を含むスポーツドリンクとバナナを摂取した場合を比較した。
 
 サイクリストは走行中、15分ごとに自分の体重1キログラムにつき0.2グラムの炭水化物を摂取。走行は2回行い、1回はバナナから、もう1回はスポーツドリンクから炭水化物を摂取した。バナナを食べたサイクリストたちは腹部の膨満感を訴えたものの、血糖値や走行スピードはスポーツドリンク摂取時と変わらなかった。
 
 ランナー向け雑誌「Runners World」によると、安価なエネルギー補給源としては袋入りゼリーやはちみつ、あめ、レーズン、プレッツェルもおすすめで、長距離のマラソンや自転車レースの際こうした安価な食品を水と一緒に取ると、高価な機能性食品と同じエネルギー補給効果が得られるとしている。(c)Relaxnews/AFPBB News