【5月10日 Relaxnews】春の到来はアレルギーの到来――と思う人は多いだろうが、アレルギー反応に悩まされるのは人間だけではない。家で飼われているペットもアレルギー症状に悩んでいるかもしれないという事実に、飼い主の多くは気付いていないようだ。

 動物用医薬品を製造するノバルティス・アニマル・ヘルス(Novartis Animal Health)が最近発表した「ペットアレルギー国際調査(Pet Allergy Worldwide SurveyPAWS)」によれば、犬や猫の飼い主の44%がペットのアレルギー症状に気付いていないという。

 また調査によれば、動物を飼う人の半数以上(51%)が、花粉などのアレルゲンが増加するアレルギーシーズンにはペットの症状も表れやすいことを認識していなかった。

 獣医皮膚科学を専門とするスティーブン・ショー(Stephen Shaw)博士は、以前より頻繁に体を引っかく、同じ箇所を繰り返しなめるといった行動や、抜け毛や発疹などの主なアレルギー症状を飼い主が見逃さないことが重要だと強調している。

 調査は2月15~22日の期間、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国、米国で犬や猫を飼う1269人を対象にインターネット上で行われた。(c)Relaxnews/AFPBB News