【5月7日 Relaxnews】健康的な間食の習慣をつけるためには、果物や野菜をあらかじめスライスして透明なボウルに入れ、手の届く距離の良く見える場所に置いておくとよいかもしれない。

 専門誌「Environment & Behavior」に今週掲載された研究によると、リンゴとニンジンがはっきり見えるように置いてある場合、被験者がそれらを食べる可能性が高かったという。

 研究チームによる、96人の大学生を対象に実施された実験では、スライスしたリンゴとニンジンを透明なボウルと不透明なボウルに入れ、被験者から2メートル離れたテーブルの上に置いた。学生たちには、リンゴとニンジンが容器に入れられるところを見せ、また自由に食べて良いことも知らせてある。

 学生を10分ほど1人で放置して観察した結果、不透明な容器に入ったものより、透明な容器に入った食べ物を手に取る行動がより多く観察された。研究ではまた、被験者がニンジンよりも糖分の高いリンゴを食べる傾向も見られた。

■間食は100キロカロリー未満に

 一方、米メイヨークリニック(Mayo Clinic)は、健康的な間食として100キロカロリー未満の食物を手に取ることを提案している。100キロカロリーの間食は、1カップ分のスライスバナナやラズベリー、2カップのニンジンなど。ピーナッツバターなら大さじ2杯分になる。野菜や果物の他、全粒粉のクラッカーやナッツ類、チーズやヨーグルトなどの低脂肪乳製品などが有力な候補だ。(c)Relaxnews/AFPBB News