【5月1日 Relaxnews】トウガラシの辛味成分に、コレステロール値を下げ、心臓の健康を向上させる効果のある可能性が示された。

 食品飲料業界の専門家に情報を提供するサイト「NutraIngredients.com」が27日に伝えた栄養学会誌「ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ニュートリション(European Journal of Nutrition)」の掲載論文によると、中国の研究チームがマウスを使った実験で、高コレステロールの食餌にトウガラシの辛味成分であるカプサイシノイドを添加したところ、対照群のマウスよりも総コレステロール値が下がるという結果が表れた。またカプサイシノイドは、心疾患の前兆となる炎症の抑制とも関連していた。

 一方、カプサイシノイドの添加によって総コレステロール値、トリグリセリド(中性脂肪)値、非HDLコレステロール値(いわゆる悪玉コレステロール)が下がったが、その効果は添加した分量には関連していなかった。(c)Relaxnews/AFPBB News