【11月9日 AFP】米国の10代の薬物乱用に関する調査で、人種別ではアジア系が最も飲酒やドラッグの使用が少ないことが明らかになった。

 米デューク大(Duke University)の調査によると、飲酒していると答えた10代は、白人系で35.3%、アフリカ系で24.8%だったのに対し、アジア系は18.9%にとどまった。

 ドラッグの使用率も似た傾向を示し、マルチエスニック(複数民族)系が23.3%、白人系が20%、アフリカ系が18%だったのに対し、アジア系は11.7%と最も低かった。

 一方、乱用率が最も高かったのはアメリカ先住民系の10代で、アルコールが37%、ドラッグが31%だった。

 7日付で米精神医学専門誌「アーカイブズ・オブ・ゼネラル・サイキアトリー(Archives of General Psychiatry)」に掲載されたこの結果は、2005~2008年までに全米の12~17歳の7万2561人を対象に行われた調査を分析した。(c)AFP