【11月3日 AFP】米カリフォルニア(California)州パロアルト(Palo Alto)のルシール・パッカード小児病院(Lucile Packard Children's Hospital)で1日、フィリピンの結合双生児の分離手術が行われ、手術は無事成功した。

 手術を受けたのは、胸部と腹部で結合していた2歳のアンジェリーナ(Angelina Sabuco)ちゃんとアンジェリカ(Angelica Sabuco)ちゃん。20人の外科医チームが、予定を少し上回る10時間をかけて分離した。最も危険性が高かった肝臓の分離は、ゆっくりだが順調に進んだ。

 2人は現在ICU(集中治療室)におり、2日にも麻酔から覚める予定。経過が順調なら1週間でICUから出られる見込みだという。

 チームを率いたゲリー・ハートマン(Gary Hartman)医師は、「2人は完全に回復するだろう。2人に残るのは、胸からおへそにかけて一直線に走る傷跡だけだ」と述べた。(c)AFP

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