【8月16日 AFP】カナダのラバル大学(Laval University)栄養補助食品・機能性食品研究機構(Institute of Nutraceuticals and Functional Foods)は15日、ダークチョコレートに紫外線による皮膚のダメージを防ぐ効果があるかを調べる実験を行うと発表した。

 これまで、ドイツと英国で、チョコレートに含まれるポリフェノール化合物が皮膚表面に近い部分の血流を増加させ、皮膚を紫外線から守るのに一定の効果があったとする実験結果が示されてきたが、どれも決定的な証拠と言うには実験規模が小さ過ぎた。

 同機構は今回、25~65歳の色白の女性60人を対象に実験を行い、チョコレートに紫外線防御効果があるか確認する。被験者を2つのグループに分け、一方には毎日チョコレートを3枚、他方の対照群にはプラセボ(偽薬)を与え、12週間後に研究所で皮膚に紫外線を当てて日焼けによる損傷を調べる。

 被験者を女性に限定するのは、研究者が天然ホルモンの男女間のばらつきをコントロールできるようにするためだという。(c)AFP