【8月12日 AFP】米ボストン(Boston)のブリガム・アンド・ウィメンズ病院(Brigham and Women's Hospital)は11日、友人が飼っていたチンパンジーに襲われて顔面を失った女性の移植手術後の写真を公開した。

 チャーラ・ナッシュ(Charla Nash)さんは2009年、興奮したチンパンジーに襲撃され、両目、鼻、上あご、くちびる、顔面の軟組織の大半、そして両手を失った。2か月前、同病院が顔面移植手術を行った。

 写真の中のカーラさんは、病院のリクライニングベッドに横たわり、まぶたを閉じている。カーラさんの次のようなコメントも発表された。

 「これまで当たり前と思ってきた事ができるようになるでしょう。においをかぎ、普通に食べられるようになるでしょう。もう醜い自分ではありません。くちびるはあるし、はっきりとしゃべれるようにもなるはずです。愛しい人にキスもできるしハグもできる。ドナーの女性と家族の方々には、感謝してもしきれません」(c)AFP