【7月27日 AFP】ファストフードチェーン大手マクドナルド(McDonald's)は26日、肥満問題の解決に向けたヘルシーな食事を提供する試みとして、子ども向けセットメニュー「ハッピーミール(Happy Meal)」の内容を変更すると発表した。子どもの食育に取り組んでいるミシェル・オバマ(Michelle Obama)米大統領夫人はこの動きを歓迎している。

 フライドポテトの量を68グラムから31グラムに減らし、フルーツや野菜を加えるほか、飲み物にローファットミルクも選べるようにする。この変更で摂取カロリーを平均で20%減らせるという。

 米国では健康促進団体などが、肥満が蔓延している責任の一端はファストフード業界にあると非難し、もっと健康的なメニューを増やすよう要求している。

 ミシェル夫人は声明で、「マクドナルドはハッピーミールのフルーツを増やし、カロリーを減らすと発表した。私は普段から、誰もがアメリカ人をもっと健康にするための役割を担っていると言っている。子どもの肥満の問題を解決する前向きなステップだと思う。今日発表された取り組みの成果や、今後の努力の成果について話を聞くことを楽しみにしている」と述べた。

 マクドナルドでは9月から新しい「ハッピーミール」への切り替えを始め、2012年の早い時期に全1万4000店舗で提供できるようにする方針だ。(c)AFP

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