【7月27日 AFP】米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)は26日、メキシコ産パパイヤを食べてサルモネラ感染症を発症した人がこれまでに99人にのぼったことを明らかにした。

 死亡例は報告されていないものの、感染は23州に拡大している。保健当局は、米テキサス(Texas)州のAgromed Produceがメキシコから輸入したパパイヤを生で食べないよう国民に警告した。

 同社は23日、サルモネラ菌に汚染されている恐れがあるとして、同日より前に販売されたすべてのパパイヤを自主回収すると発表した。

 CDCによると、サルモネラ感染症の流行が初めて確認されたのは今年1月のことで、感染件数は今月中旬までに99件に達した。うち25件はテキサス州で報告されている。

 メキシコ農務省は26日、感染源については米国とメキシコが調査中であるため、パパイヤを感染源と断定するのは時期尚早とのコメントを出した。(c)AFP