【1月2日 AFP】「休暇を楽しむにはエタノールという名の化合物による人工的な刺激に頼るよりも、もっと適切な方法がいくらでもあることを忘れないように」─―。ロシア保健当局の高官が、新年の休暇の間パーティー三昧に明け暮れるであろうロシア国民に飲酒を控えるよう釘を刺した。

 インタファクス(Interfax)通信によると、ロシア連邦消費者保護局のゲンナジー・オニシチェンコ(Gennady Onishchenko)局長は2日、「暴飲暴食は新年休暇シーズンの深刻な問題。みなさんに覚えておいてほしい。エタノールは決して、新年を一緒に祝いたいような類の友人ではないのだ」と述べた。

 そして「健康のために外へ出て、もっと新鮮な空気を吸い、もっと運動すべきだ」と奨励した。オニシチェンコ局長によると、ロシアではアルコール関連の疾患で毎年8万人近くが死亡している。またアルコール依存症として登録されている人は220万人、「大量飲酒」の問題を抱える人が50万人いるという。(c)AFP