【11月9日 AFP】太極拳は疲労感と関節炎痛を軽減してくれるとする米ノースカロライナ大(University of North Carolina)の研究結果が、8日公表された。

 研究チームは、ノースカロライナ州とニュージャージー(New Jersey)州の20か所で実験参加者354人を募った。参加要件は、18歳以上で、関節炎を患っており、補助無しに体を動かすことができることとした。

 次に、参加者を2つのグループに分け、片方には実験開始と同時に週2回の太極拳コースを受けてもらい、もう片方には同じコースを実験期間の後半から受けてもらった。

 8週間後、実験開始と同時に太極拳コースを受けたグループでは、関節炎痛、疲労感、筋肉のこわばりに適度な改善が見られた。また、幸福感の増大や可動域、平衡感覚の改善が観察された。(c)AFP