【10月11日 AFP】中国製たばこに鉛、カドミウム、ヒ素などの重金属が多く含まれ、一部の製品ではカナダ製たばこと比べて3倍にも上っていることが、7日発表された国際プロジェクトの報告書で指摘された。

 報告書は、20か国の専門家が参加する国際たばこ規制プロジェクト(International Tobacco Control Project)が行った11件の調査研究に関するもの。中国製のたばこ13ブランドを調査した結果、重金属を多く含有することがわかったという。中にはカナダ製のたばこと比べて、3倍の鉛、カドミウム、ヒ素を含むたばこもあったという。

 専門家らは、中国国内にたばこに関する強い規制がないことを一因として挙げ、「中国製たばこの輸出は拡大しており、世界的な健康問題となり得る」と警鐘を鳴らしている。(c)AFP