【9月21日 AFP】米アイオワ(Iowa)州在住の男性の目に虫が巣を作り、レーザー光線を2度当てて虫を退治したと、20日の地元紙テレグラフ・ヘラルド(Telegraph Herald)が報じた。

 ジョン・マシューズ(John Matthews)さんは前年12月、左目の視界が2か所ほど曇ることに気付き、病院でさまざまな検査を受けた。

 視界不良をもたらしているおぞましい正体に気付いた医師は、マシューズさんをただちにアイオワ大学病院(University of Iowa Hospitals and Clinics)に送り、レーザー光線で虫を殺す緊急治療が施された。

「目の表面で虫がレーザー光線を避けようと動き回っているのが僕にもわかりましたよ」とマシューズさん。

 虫は2度目の照射で息絶えたが、死骸を取り除くことはできなかった。したがって、死骸は現在、マシューズさんの体内で徐々に分解されているが、マシューズさんの網膜には生涯消えない傷が残ったという。

「メキシコへ旅行したときにもらった鉤虫(こうちゅう)か、七面鳥狩りのときにアライグマからもらった回虫のしわざだったかもしれません」とマシューズさんは話している。

 動物専門チャンネル「アニマルプラネット(Animal Planet)」の大ファンでもあるマシューズさんは、同局に電話して一部始終を話し、撮影スタッフがアイオワ州に飛んで取材した。目を住みかとする虫の話は近く放映される予定だという。(c)AFP