国際ニュース検索

「カンガルーケア」で生き返った赤ちゃん、オーストラリア

  • 2010年09月02日 18:14 発信地:シドニー/オーストラリア
  • 写真
  • ブログ
  • クリッピングする
  • 写真をブログに利用する

ドイツ・ベルリン(Berlin)の動物園で、母親の袋から顔を出す生後4週目の赤ちゃんカンガルー(2010年8月10日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/ODD ANDERSEN

【9月2日 AFP】オーストラリアの夫婦が1日、産院で医師に死亡を宣告された新生児が、母親の「カンガルーケア」で奇跡的に蘇生した経験を豪テレビ、チャンネル・セブン(Channel Seven)に語った。

 ケイト・オッグ(Kate Ogg)さんはオーストラリアの産院で、妊娠27週目のときに体重わずか1キロの未熟児の男の赤ちゃんを出産した。

 ケイトさんによると、医師は20分ほど赤ちゃんの蘇生を試みたあと、赤ちゃんの名前を夫妻にたずねた。夫妻が「ジェイミーです」と答えると、医師は「ジェイミーは助かりませんでした」と告げたという。

 命のないジェイミーくんを抱くよう促されたケイトさんは、素肌の胸の上に裸のジェイミーくんを抱き寄せた。この抱き方は、お腹の袋のなかで子育てをするカンガルーになぞらえて「カンガルーケア」と呼ばれる。

 赤ちゃんを抱いているうちに、ケイトさんはジェイミーくんが荒い呼吸を始めたことに気づいた。呼吸は徐々に規則的になっていき、ついにジェイミーくんは目を開いた。

 ケイトさんと夫のデービッド・オッグ(David Ogg)さんは、医師にジェイミーくんが生き返ったと報告したが、医師は「単なる条件反射だ。ジェイミーくんが生き返ることはありえない」と信用しなかったという。「ジェイミーに生命の兆しがあらわれたのに、彼が必ず生き返ると信じていたのは、わたしたち夫婦2人だけでした」(ケイトさん)

 ケイトさんは2時間におよんだ不思議な出来事を、「死の世界から戻ってくるなんて奇跡的だ」と話した。産院も、この事実を確認している。

「カンガルーケア」により、ジェイミーくんはケイトさんの肌の温もりを感じ、胸の鼓動を聞いていたのかもしれない。

「『カンガルーケア』は、名前もかわいいし、楽しいもの。そして何より、わたしたちの赤ちゃんを生き返らせてくれたもの」と、ケイトさんは話す。

 夫妻は生後5か月になるジェイミーくんと双子の妹とともに、米国のテレビにも出演する予定だ。(c)AFP

1日2回更新本日の必読記事:2月8日  午後版

【写真特集】東日本大震災、被災地の震災直後と今【写真特集】東日本大震災、被災地の震災直後と今(写真38枚)

このニュースの関連情報

このニュースをツイートする/ソーシャルブックマークに登録する

  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • 楽天SocialNewsに投稿!

新着ユーザースライドショー

ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。

新着ユーザースライドショー一覧

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ