【8月10日 AFP】肥満の有無に関係なく、胴回りが大きい人ほど、何らかの病気で死ぬ確率が高いとする研究結果が9日、米国医師会(American Medical AssociationAMA)の内科専門誌「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」に発表された。

 米国がん協会(American Cancer Society)の研究チームは、50歳以上の男性4万8500人、女性5万6343人について、胴回りと病死の関連性を調べた。

 肥満度指数(BMI)やその他のリスク要因などを調整して比較したところ、胴回りが男性で120センチ以上、女性で110センチ以上の人では、胴回りがそれ未満の人に比べて何らかの病気で死ぬ確率が約2倍であることが明らかになった。標準体重か、過体重か、肥満かは関係なかった。

 胴回りの非常に大きな人はそれ以外の人と比べて、「学歴が低い」、「BMIが高い」、「あまり運動しない」、「喫煙歴がある」、「心疾患やがん、呼吸器疾患の病歴がある」という傾向があることもわかった。

■内臓脂肪が原因か

 胴回りの非常に大きな人の死因で最も多かったのは呼吸器疾患で、心疾患とがんがこれに続いた。これまでの研究では、大きい腰回りと心臓病、炎症性疾患、インスリン抵抗性、高い血中コレステロール、2型糖尿病の間に関連性があることが示されていた。

 研究チームは、胴回りが大きいと内臓脂肪(腹部の内臓を取り囲む脂肪)も多くなり、病気にかかりやすくなる可能性があると指摘する。内臓脂肪は皮下脂肪よりも健康への悪影響が大きいと考えられている。

 論文は「体重にかかわりなく胴回りを細くする努力が、若くして死ぬリスクの軽減につながるかもしれない」としている。(c)AFP