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肥満は性生活や生殖にも悪影響、仏研究

  • 2010年06月16日 13:23 発信地:パリ/フランス
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米メリーランド州ゲイザースバーグ(Gaithersburg)で開催された農業見本市を訪れた女性たち(2009年8月19日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Tim Sloan

【6月16日 AFP】肥満女性は、標準体重の女性と比べて避妊を軽視する傾向がある一方、肥満男性は標準体重の男性よりも性的不全に陥りやすく、肥満の男女は平均体重の男女に比べて、性生活が活発ではないという研究結果が16日、発表された。

 仏国立保健医学研究所(National Institute of Health and Medical ResearchINSERM)のNathalie Bajos氏率いる研究チームが、英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical JournalBMJ)」電子版に発表した。

 研究は、2006年に仏で実施された性行動調査から無作為抽出された、18~69歳の男女1万170人のデータを使って行われた。そのうち約3分の2は標準体重で、4分の1は過体重、残る女性411人、男性350人は肥満だった。肥満度指数(BMI)が25~30の人を「過体重」、30以上の人を「肥満」と定義している。

■「2つのタブー」への取り組みを

 肥満女性が過去12か月間でパートナー1人と性交渉をもった回数は、標準体重の女性に比べて29%少なかった。同じ期間に肥満男性が1回以上の性交渉をもった回数は、標準体重の男性に比べて69%少なかった。また肥満男性で勃起障害をもつ人は標準体重の男性より2.5倍多く、30歳以下の肥満男性が性感染症にかかる割合も、標準体重の男性に比べてはるかに高かった。

 性欲や性的興奮の欠如、性交渉時に痛みを感じる性機能障害については肥満女性に問題はみられなかったものの、30歳未満の肥満女性で避妊具を使ったり、避妊についてのアドバイスを求める人は非常に少ない傾向にあった。

 肥満女性が望まない妊娠をする割合は、標準体重の女性より4倍以上も高かった。肥満は母親や乳児の主な死亡・疾病要因でもあることから、非常に懸念される結果だ。

 今回の研究で、肥満が健全な性と生殖に対する大きな課題であることが示されたことから、研究チームは医師らに肥満と性という2つの「タブー」に正面から取り組むよう求めている。(c)AFP

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