【5月15日 AFP】ニュージーランドの医学誌「New Zealand Medical Journal」は14日、ニュージーランドの砂浜で全裸で海水浴をした後に砂浜で一眠りしていたところ、毒グモにかまれて入院したカナダ人男性(22)の症例を掲載した。

 この男性が目覚めると、陰茎にかまれたような赤い跡があり、腫れて痛みがあったという。海岸から離れた病院に着いたころには患部はひどく腫れ上がり、血圧は高く、脈拍も速かった。さらに胸部の痛みなどの症状もでた。

 男性はカティポ(katipo)と呼ばれる珍しい毒グモにかまれたとみられる。カティポは砂浜を好む毒クモで、オーストラリアのセアカゴケグモや北米のクロゴケグモの仲間にあたり、かまれると死亡する場合もある。

 抗毒素治療を受けて男性の症状は改善したが、心炎により16日間入院したという。(c)AFP