【4月22日 AFP】メキシコ名物の蒸留酒「テキーラ」の原料となるリュウゼツランに、糖尿病と骨粗しょう症の治療に役立つ効能がある可能性があるとの研究結果が、21日までに発表された。

 同国のシンベスタブ(Cinvestav)科学研究所が実施したマウスによる実験で、リュウゼツランが含有するフルクタンを多く摂取すると骨組織の形成が促進され、同時にインスリンの放出を促すGLP-1ホルモンの生産が加速される可能性があることがわかったという。研究者らは、別の研究機関でマウスを使った第2段階の実験を行った後、臨床試験に移る計画だという。

 ただし、フルクタンは発酵の過程でその効力を失うため、テキーラを飲んでも同じ効果は得られないそうだ。(c)AFP