【4月14日 AFP】魚、フルーツ、ナッツなどの一定の食品の組み合わせは、アルツハイマー病発症リスクの低減と関連があるとする研究結果が12日、米医学誌「アーカイブス・オブ・ニューロロジー(Archives of Neurology)」電子版に発表された。

 米コロンビア大学メディカルセンター(Columbia University Medical Center)の研究チームは、アルツハイマー病を発症していない65歳以上の成人2148人を対象に、平均4年間にわたり、食事内容と認知症の進行度に関する追跡調査を実施した。

 このうち、アルツハイマー病を発症したのは253人だった。

 調査の結果、発症リスクの低減に関連していた食品は、サラダドレッシング、ナッツ、魚、トマト、鶏肉、果物、濃い緑色の葉もの野菜だった。

 高脂肪の乳製品、赤身の肉、内臓肉、バターの摂取量を減らすことも、発症リスクの低減と関係していた。

 研究チームは、「この結果は、(アルツハイマー病予防のための)食品の組み合わせについてさらに調査する必要があることを示唆している」と結論付けている。(c)AFP