【3月19日 AFP】中国の食品安全当局は18日、同国内の飲食業者に対する取り締まりを強化し、「地溝油」と呼ばれる廃油や、厨房の残飯から抽出した油を原料とする食用油を製造・使用した業者を厳罰に処すと発表した。

 国家食品薬品監督管理局(State Food and Drug AdministrationSFDA)の通達によると、原料が不明、または廃油を再生した食用油を購入・使用した飲食店は、即ちに営業停止処分とし、法の裁きを受けることになるという。

 国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は19日、中国で使われている食用油の約10%が食堂や厨房などから出た廃油を利用した違法な製品で、発ガン性物質アフラトキシンが含まれた人体に有害なものだと報じている。(c)AFP