【3月10日 AFP】甘味飲料は、米全土で急増する肥満の大きな要因になっているとして、米ニューヨーク(New York)州当局者らがソフトドリンクへの「脂肪税」課税を呼び掛けている。

 リチャード・デインズ(Richard Daines)同州衛生局長は8日、「公衆衛生において肥満は今後数十年間にわたり最大の問題となり続ける」とし、肥満税を創出する「千載一遇のチャンス」だと呼び掛けた。

 積極的な禁煙活動で知られるマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)ニューヨーク市長も7日、週に1度行っているラジオ演説で、脂肪税という考えを絶賛した。

 脂肪税課税の呼び掛けに対し、ニューヨーク州の関係者はじめ複数の州が、食生活を改善し、景気後退で激減した税収を回復する機会と見て、同調を示している。(c)AFP/Sebastian Smith