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「思春期」の経験は脳の構造を劇的に変化させる、小鳥で実験

  • 2010年02月18日 17:54 発信地:パリ/フランス
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ワシントンD.C.(Washington, DC)の連邦議事堂の会見場で、記者の指にとまるフィンチ(2007年12月17日撮影)。(c)AFP/Tim SLOAN

【2月18日 AFP】学習過程をひもとくために行われた実験で、「思春期」の小鳥の脳が、成鳥のさえずりを初めて聴いた時に変化したことが確認されたとする論文が、17日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に掲載された。

 思春期におけるたった1度の経験が即座に若い脳の構造を変化させ、異なる機能を持たせる可能性があることが明らかになったと、研究を行った米デューク大(University in Durham)のリチャード・ムーニー(Richard Mooney)教授らのチームは説明している。

 鳥類でも、人類でも、一定の行為を行える能力を獲得することは、生き残る上で極めて重要だ。例えばオスの鳥は、正確に歌う能力を身につけなければ、つがいとなるメスを呼びよせることができない。

 これまでの研究では、脳の構造変化と感覚入力の関連性が指摘されてきたが、脳の構造変化が学習を導くかどうかは不明だった。

 研究チームはこのほど、レーザー顕微鏡を使って若いフィンチの脳を観察。同類のオスの成鳥のさえずりを聴かせてみると、脳内の神経細胞を結合させる樹状突起棘が劇的に変化した。これまでは、若鳥が歌をマスターするには数週間から数か月かかるため、この期間の脳は高い可塑性を保持すると考えられてきたが、結果はその逆で、さえずりを聴いたとたんに動的シナプスは安定した。

 これらの結果によって、脳卒中などの脳障害後にシナプスの可塑性を回復させる研究が進む可能性があるという。(c)AFP

1日2回更新本日の必読記事:2月13日  午前版

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