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長時間の座位姿勢は生活習慣病リスク高める、スウェーデン研究

  • 2010年01月19日 14:48 発信地:パリ/フランス
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ハワイのホノルルで開催されたホノルルマラソン(Honolulu Marathon)で、ゴールに向かうランナー(2005年12月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Marco Garcia

【1月19日 AFP】毎日、長時間座っていると生活習慣病リスクが著しく高まる可能性があるとする論文が、19日発行の英医学誌「British Journal of Sports Medicine」に発表された。この傾向は、定期的な運動を行っていても変わらないという。

 心疾患、糖尿病、肥満などの防止に、心拍数を上げる運動が効果的であることは疑問の余地がない。だが、最近になって、こうした疾患と長時間の座位姿勢が、別途に関係している可能性を示す複数の研究結果が報告されている。

 論文を執筆したスウェーデンにあるカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)のElin Ekblom-Bak氏らが注目したのは、オーストラリアの研究だ。これによると、「運動の習慣とは関係なく、テレビの視聴時間が1日ごとに1時間ずつ増えると、メタボリックシンドロームになる確率が成人女性で26%上昇する」という。

 一方、毎日30分の運動によって減少するメタボリックシンドロームのリスクも、これと同程度だ。こうしたことから、いくらルームランナーや自転車などで運動に励んだとしても、テレビの前で座りっぱなしの「カウチポテト族」になれば、運動による利点も相殺されてしまう可能性がある。

 研究チームは、「座っている時間は、運動をしていない時間とみなすよりも、筋肉の動きが停止した時間と定義されるべき」と結論付け、座位時間と生活習慣病の因果関係の有無や、因果関係が確認された場合に、そのメカニズムを究明する新たな研究が必要だと指摘している。

■筋肉の収縮が重要

 座位姿勢と生活習慣病の因果関係を説明する有力候補の1つが、リポタンパク質リパーゼ(LPL)だ。LPLは、体内の脂肪が分解され有効成分となる際に重要な役割を果たす酵素だ。

 最近の研究で、筋肉の動きを制限されたマウスは、LPLの活動量が歩き回る運動をさせたマウスと比較して10分の1程度少ないとの結果が示されている。この研究によれば、重要なのは筋肉が局所的に収縮するレベルよりも収縮の有無だという。

 こうしたことから、論文は、生活習慣病の防止策として、定期的な運動に加えて、同じ場所で長時間、座り続ける状態を避けるべきだと指摘。さらに、エレベーターよりも階段を使い、デスクワークでは小まめに5分間の休憩をとり、外出には車よりも徒歩で行くことなどを推奨している。(c)AFP 

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