【12月16日 AFP】5つの最大の心配事の中に「寂しさ」を挙げた人は、55歳以上ではわずか8%だったのに対し、18~24歳の若い世代では21%にものぼった。英国のチャリティー団体「サマリタンズ(Samaritans)」が14日に公表したアンケート結果で明らかになった。

 アンケートは、前月27~30日に英国とアイルランドに住む人を対象に、オンライン上で実施し、2000人以上から回答を得た。

 この1年間で最も心配だったことを5つ挙げてもらったところ、最も多かった回答は「お金に対する不安」で、次に多かったのは「家族や友人との関係」。以下、「健康への不安」「失業への不安」「職場のストレス」と続いた。

 また、2009年が「これまでで最低の年」と答えた人は全体の5%で、「良い年だった」と答えた人は18%だった。

 男女別に見ると、心配事の1位に「外見または老化への不安」を挙げたのは女性では25%、男性では18%だった。「人生にうまく順応できない不安」を挙げたのは女性では23%、男性では11%だった。
 
 サマリタンズのキャサリン・ジョンストン(Catherine Johnstone)氏は、「悩みを打ち明けることが重要」だと語る。「自分が抱えている問題を話さないでいると、問題は時間とともに蓄積されて深刻なうつ状態に発展するという、悪循環に陥ってしまいます」(c)AFP