【12月4日 AFP】米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)は3日、新型インフルエンザA(H1N1)ワクチンの接種に関して、「接種状況をCDCに報告しなければならない」とする偽のメールが出回っているとして、注意を呼びかけた。

 偽メールには、「新型インフルのワクチン接種は義務ではないが、18歳以上のすべての成人は、接種の有無にかかわらずCDCのサイト上に接種状況に関するプロフィールを作成する必要がある」と書かれている。

 しかし、メール内のCDCウェブサイトへのリンクをクリックすると、パソコンに悪意のあるコードがインストールされてしまう危険があるという。

 CCDは声明で、「国家のワクチン接種計画には、CDCウェブサイトへの登録を義務づける項目は一切ない」と警告している。

 米国では10月に新型ワクチンの接種が始まったが、供給が需要に追いつかず、無料で接種を提供するクリニックでは多くの人が接種を受けられずに帰る光景が見られた。(c)AFP