【11月23日 AFP】カナダで療養を理由に休職していた女性が、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)「フェースブック(Facebook)」のブログに、ビキニ姿で浜辺で笑う自分の写真を掲載したところ、保険会社から毎月受け取っていた給付金の支給を停止された。

 ケベック(Quebec)州ブロモン(Bromont)にある米コンピューター大手IBMの支店に勤めるナタリー・ブランシャード(Nathalie Blanchard)さん(29)は、1年以上前に重いうつ状態との診断を受け、療養のため長期休暇に入った。この間、マニュライフ生命保険(Manulife)から休業補償を受け取っていた。

 カナダ放送協会(CBC)テレビのインタビューに応じたブランシャードさんによると、マニュライフからの給付が止まったため、同社に問い合わせたところ「あなたは健康で働けるはず。フェースブックを見れば分かるって言われました」。

 同社担当者はブランシャードさんがフェースブックに掲載した写真数点を具体的に指摘した。ブランシャードさんが誕生日に男性ストリッパーグループ「チッペンデールズ(Chippendales)」のショーで盛り上がっている写真や、浜辺で日光浴をしている写真などで、これらの投稿から判断してブランシャードさんは「もはやうつ状態ではない」と言われた。(c)AFP