【11月19日 AFP】農林水産省は18日、フランスのアヒル農場で鳥インフルエンザが発生したため、同国産のフォアグラなど家禽(かきん)類の内臓や肉の輸入を少なくとも3か月禁止したと発表した。共同通信(Kyodo news agency)が伝えた。

 農水省が共同通信に語ったところによると、ウイルスは弱毒性で、同国産の鶏を人が食べても感染する恐れはないという。

 東京は17日に発表された高級レストラン格付けガイドブック『ミシュランガイド(Michelin Guide)東京2010』で、三つ星レストランの数でパリ(Paris)を上回り、「美食の首都」と称されている。日本が輸入するフォアグラの60%はフランス産だ。

 今年2月、フランス西部バンデ(Vendee)のアヒル農場で高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)が発生したために農水省から出されていた鶏肉とフォアグラの禁輸措置は、6月に解除されたばかりだった。(c)AFP