【11月17日 AFP】家族計画サービスとHIV/エイズの治療をセットにして行うことが、年2.5%という記録的なアフリカの人口伸び率を抑制するのには効果的だと、専門家らが指摘している。

 16日にウガンダの首都カンパラ(Kampala)で開かれた国際家族健康会議で、あるNGOの専門家は、HIV/エイズに関する情報を求めている人の多くは、たいてい、産児制限に関するサービスを提供される必要がある人々だと発言。HIV/エイズ対策に使用される巨額の国際援助を家族計画に関する情報の提供にも費やすことが(人口増加の抑制に)効果的だと提言した。 

 国連人口基金(United Nations Population FundUNFPA)によると、発展途上国では、意図せぬ妊娠をする女性が毎年7500万人に達しており、うちアフリカが占める割合は極めて高い。

 アフリカでは、15歳から49歳までの女性1人あたりの生涯出産数が5人なのに対し、アジア平均は3.3人、欧州平均は1.5人となっている。

 アフリカ大陸の人口は前年、8億900万人に達している。(c)AFP