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人工肺で60年生きた女性、83歳で死去 オーストラリア

  • 2009年11月02日 13:02 発信地:シドニー/オーストラリア
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ドイツ・ベルリン(Berlin)で外科手術を行う医師(2009年8月6日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/AXEL SCHMIDT

【11月2日 AFP】「人工肺」をつけての生活時間で60年間の世界最長記録を持つとされるオーストラリア人女性が前月31日、オーストラリア・メルボルン(Melbourne)の老人ホームで亡くなった。83歳だった。

 ジューン・ミドルトン(June Middleton)さんは1949年、23歳の時にポリオに感染し、まひした状態で病院に運び込まれた。生き残るためには「人工肺」が最良の選択肢だった。ミドルトンさんは2006年に、豪ABCテレビのインタビューで次のように振り返っている。

「トイレに行こうと思ってベッドから起き上がろうとしたのだけど、足をベッドから降ろすことができなかったの。まだそんな年でもなかったのに」「お医者さんがやってきて、『悪いけど、体に呼吸器を装着させてもらうよ』と言われたの。次の日の朝、お医者さんに『これ、外してもいい?』と尋ねたら、『もう少しそのままにしておいた方がいいと思うよ』って」

 週に数回、人工肺を外し、体外式人工呼吸器を持って散歩に行くことが許された。また、読書の際には自動ページめくり機を使用していた。

 ミドルトンさんの友人は、国営ラジオで次のように語った。「彼女はつらい経験をたくさんしてきたけれど、ユーモアのセンスが抜群だったわ。よくジョークを言っていて、人生を愛していた。与えられたものが何であれ、彼女は日々それを味わいながら生きていたのよ」

(c)AFP
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