【9月5日 AFP】世界中で猛威を振るう新型インフルエンザA型(H1N1)。これに立ち向かうべく米ニューヨーク(New York)の医師が立ち上がった。しかし、彼の治療法は――ちょっと素人くさい「ラップ」だ。

「にくったらしい新型インフル、哀れみの心は全くない
ニックネームは豚インフル、全然かわいくないからさ
近くに潜む新型インフル、しっかり両手を洗いなよ、除菌ジェルを使ってさ」

 米厚生省は新型インフルの感染拡大を防ぐため、予防を促す啓発ビデオを募集した。締め切りは16日だが、これまでに200作品以上が集まった。このラップはその中で最終選考まで残った10作品の1つだ。

 実生活では医師を職業とするラップの作者、ジョン・クラーク(John Clarke)氏は米デーリー・ニューズ(Daily News)紙に対し、「政府がヒップホップビデオを推薦した!」と喜びを語っている。

 特殊な病気には特殊な対策が必要なようだ。

 ラップドクターは歌う。「新型インフルおまえのそば、自分のために予防しろ」。(c)AFP

【参考】米厚生省が募集した新型インフル予防を促す啓発ビデオのうち最終選考に残った10作品(※10作品のうち1つがランダムで流れるので、クラーク医師のビデオを見るためには「H1N1 Rap by Dr. Clarke」をクリックしてください)