【8月19日 AFP】名古屋市で19日、新型インフルエンザA型(H1N1)に感染した80代の女性が重症肺炎で死亡した。新型インフルエンザ感染者の死亡は全国で3人目。女性には心不全と血液のがんである多発性骨髄腫の疾患があったという。

 舛添要一(Yoichi Masuzoe)厚生労働相は記者会見し、新型インフルエンザの「本格的な流行がすでに始まっている可能性がある」と述べ、症状が出た際のマスク着用や、手洗い・うがいなどの徹底を求めた。また、夏休み後に学校が再開すると感染が急拡大する危険があるとして、警戒を呼びかけた。

 ただ、ウイルスの病原性が変化した可能性については、何の報告も受けていないと強調した。(c)AFP