【8月19日 AFP】成人のビデオゲーマーは、ゲームをしない人に比べてうつの程度が重く、太り気味になる可能性があるとする調査結果が18日発表された。

 米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)、米エモリー大学(Emory University)、米アンドリュース大学(Andrews University)は、調査の結果「ビデオゲームのプレーと健康リスクの間に明白な相関性が認められた」としている。

 調査は、インターネット使用率が全米一高いワシントン(Washington)州シアトル(Seattle)・タコマ(Tacoma)地域に住む19歳から90歳までの562人を対象に行われた。なお、同地域にはマイクロソフト(Microsoft)やインターネット通販大手アマゾン(Amazon)の本社がある。

 ビデオゲームをすると答えた人は全体の45.1%。うち女性のゲーマーでは、ゲームをやらない女性に比べてうつの程度が重く、健康状態も低かった。男性のゲーマーでは、ゲームをやらない男性に比べて肥満度指数(BMI)が高く、ネットの使用時間は長かった。

 男女のゲーマーに共通しているのは、ゲームをしない人に比べて社会生活におけるネットへの依存度が高いという点だった。(c)AFP