【5月19日 AFP】新型インフルエンザの影響で学校が休校になった学生らが、友人と連れだってカラオケ店に押しかけているという。カラオケ店関係者が19日、語った。

 大阪や神戸付近の市当局は、16日に初の国内感染が見つかって以降、学校や幼稚園、大学など4000校以上を休校とした。19日までに178人の感染が確認されている。

 数万人の学生が、学校に近づかないようにしてできるだけ自宅にいるようにとの呼びかけを受けたが、多くの学生は暇をもてあましているようだ。

 大阪のカラオケ店のマネージャーは、AFPに対し「昨日は約10組の高校生グループが来店した」と述べた。このマネージャーは、高校生らが休校中は自宅待機しているように呼びかけられていることを知り、入店を拒否したという。

 また、別のカラオケ店のマネージャーは、「昨日の午後2時ごろ、突然大勢の高校生が来た」と述べた。1週間の休校が発表された直後だったという。このマネージャーは、「一番混んでいたときには全室埋まりました。今日も同じようになるでしょう」と述べ、「でも家にいなさい、なんて言う権利はわたしには無い」と語った。(c)AFP