【4月26日 AFP】米国中部カンザス(Kansas)州の保健環境省は25日、同州で成人2人が豚インフルエンザに感染したことを確認したと発表した。

 メキシコと米カリフォルニア(California )、テキサス(Texas)両州で確認されたものと同じH1N1型豚インフルエンザウイルスに感染していたという。1人はすでに回復したが、もう1人の症状はまだ続いている。また1人は最近メキシコに旅行していた。

 米国ではカリフォルニア州で6人、テキサス州で2人の感染者が確認されていたため、米国の感染者は10人になった。

■ニューヨークでは学生数十人に体調の異常

 一方、ニューヨーク(New York)市の保健当局者は25日、クイーンズ(Queens)地区の私立の中等学校St. Francis Preparatory Schoolの学生8-9人に豚インフルエンザに似た症状が出たことを明らかにした。

 学生数十人が23日にインフルエンザに似た症状を訴えたため、ニューヨーク市保健当局は検査を命じた。結果は26日以降に分かる見込み。米連邦政府は国内の感染者が増える恐れがあるとして警戒を強めている。(c)AFP


【参考】St. Francis Preparatory Schoolのサイト