【3月17日 AFP】ドイツの南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)は16日、同国で100%植物性原料を用いたインポテンス(性的不能)治療薬が開発されたと報じた。バイアグラを超える効果を得られた事例もあったという。
 
 新インポテンス治療薬は、ベルリン(Berlin)のカリテ(Charite)病院のオラフ・シュレーダー(Olaf Schroeder)氏らが開発したもので、漢方でも用いられるハマビシ、南米ペルー・アンデス(Andes)原産のマカ、ブドウエキスが原料。

 臨床試験では、50人の男性が新薬を使用する以前よりもセックスを楽しむことができた。また、ほとんどの被験者が自分自身に対する自信も取り戻せたという。さらに、バイアグラを服用した対照群よりもリビドーは高まったという。

 ビルト(Bild)紙によると、新治療薬は「プランタグラ(Plantagrar)」と命名され、早ければ2010年にも商品化される予定だが、喜ぶのはまだ早いかもしれない。ベルリナー・クリエ(Berliner Kurier)紙はシュレーダー氏の話として、被験者のうち2人に重度の下痢という副作用がみられたと報じている。(c)AFP