【3月7日 AFP】英健康保護局(Health Protection AgencyHPA)は6日、ロンドン(London)の三つ星レストラン、ファット・ダック(Fat Duck)で食事後に体調不良を訴えた客が約400人に上っていると発表した。

 過去2-3週間以内にこのレストランで食事をした30-40人が下痢や嘔吐(おうと)の症状を訴えたと報道された2月末から、ファット・ダックは自主的に営業を一時停止している。

 HPAによると、報道をきっかけに被害の報告が相次いだという。食中毒の恐れがないか確かめるため従業員や店の衛生検査が行われている。今後は体調不良を訴えた客の検査も行なうという。

 ファット・ダックはヘストン・ブルーメンタール(Heston Blumenthal)氏がオーナーシェフを務める高級レストラン。外食産業誌「レストラン(Restaurant)」で2005年、シェフや批評家が選ぶ世界のレストラン第1位に輝き、以後も第2位を維持している。(c)AFP