【1月14日 AFP】世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は13日、ジンバブエで大流行しているコレラによる死者は8月以来、2000人を超え、感染者数も約4万人に上っていると発表した。WHOは、コレラによる危機は「沈静化に至っていない」と警告している。

 WHOが発表した最新のデータによると、コレラによる死者数は前日から117人増え2024人となったほか、感染者数は1472人増えて3万9806人となったという。

 WHOの報道官によると、コレラは汚染された水を通じて感染していく病気であるため、雨期に入ったことで感染が拡大しているという。

 被害が最も大きいのは首都ハラレ(Harare)で、死者238人、感染者1万813人となっている。次に感染者数が多いのは、南アフリカとの国境地帯のベイトブリッジ(Beitbridge)で、報告された最新のデータによると、感染者は4275人に上っているという。(c)AFP